建売住宅と売建住宅の違いとこぼれ話

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新築住宅をお探しの方でよく耳にする「建売住宅」
これは読んで字のごとく、「建ててから売る住宅」という意味。
もうすでに「完成している新築住宅」のことを言います。

 

○建売住宅のメリット

・実際に確認できるのでイメージがしやすい。
・完成しているので比較的すぐに引越しできる。
・築後、日数が経過していると金額の交渉に応じてもらいやすい。

※必ずしも下がるわけではありません。

 

×デメリットは・・・

・見たままを買うしかない。
※キッチンや壁紙、床材の色が気に入らなくても変えられない。

 

ちょっと余談・・・

かくいう私も10年前に「建売住宅」を購入しました。
立地や価格、それなりの広さがあれば色や間取りにこだわりはありませんでした。
結局購入したのは40区画からなる大型分譲地の最後の1区画でした。
その家は完成してから8ヶ月ほど経過しており、掃除もさほどされていなかったので床は真っ黒。
売れ残り感満載の家でしたが、立地や価格面、周囲の環境、タイミングなどが自身にちょうど合っていたので即購入を決意しました。

8ヶ月も経過しているし最後の1区画なんで、少しは安く買えるだろうと金額交渉を試みましたが「他の区画はどれも金額を下げていないので、出来ません。」という返答で泣く泣く定価で購入しました。

建売住宅は後で色々変えることが出来ない分、売れ残ってしまうと傷んでいきます。
完成後1年経過すると「中古住宅」という扱いになってしまいます。
そうならないよう早期売却するために多少金額を下げてでも売っていこうという売主側の心理があるため金額に応じてもらいやすいという話ですが、私の例はそれがうまく通じませんでした(笑)
こんなこともありますので、私の経験談も踏まえて「必ずしも」とさせていただきます。

 

「売建住宅」とは?


話は戻りまして・・・
これも読んで字のごとく「売ってから建てる住宅」のこと。
別名「建築条件付売土地」とも言われています。

土地売買契約後、買主さまと建物の建てるための「工事請負契約」を締結し、その土地に住宅を建てることを言います。

 

○売建住宅(建築条件付売土地)のメリット

・買主さまが自身の好みに応じた間取りや色見などを決められる。

 

×デメリット

・建築業者があらかじめ決まっている。
・建物の標準設備仕様が決まっており、変更すると追加費用が発生する。
・完成後のイメージが湧きにくい。

 

建築条件付きと建築条件無しの違いは?

よく「建築条件付き」と記載があると建物建築に制限があるように思われがちですが、だいたいは「建築する工務店が決まっている」という意味で使われるケースが多いです。

逆に「建築条件無し」というのは土地だけの販売で、工務店・ハウスメーカーはご自身で探してきていただくものを言います。

※売建住宅の説明で「建築確認済証」は発行されているが、建築は買主さまが決まり次第着工するというケースを指すと説明されている方もいらっしゃいますが、間取りの変更が効かないという点から私の解釈上ここでは「建売住宅」とさせていただきます。
※「注文住宅」とは似て非となりますので、ご注意ください。

 

結論

目で見て納得してから買いたい方は「建売住宅」
自分好みの間取りで家を建てたい方は「売建住宅(建築条件付売土地)」をオススメします

ちなみに私はあれこれ決めるのが苦手なので「建売住宅」を選択しました。
購入してから10年経ちましたが、今も満足しています(^-^)

次回は「注文住宅と展示場について」をご紹介します。

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