空き家のセミナーに行ってきた
増え続ける空き家
現在820万戸もあると言われる「空き家」は社会問題のひとつとなっております。
弊社が不動産業を営む向日市でも、空き家は388戸あると言われています。
今後少子高齢化に伴い益々増えるであろう「空き家」に何か手を打つことは出来ないか?といつも考えているところに「大阪で空き家に関するセミナーがありますよ」とお声掛けいただき、土曜日という営業宣伝日ではありましたが、スタッフにお店を任せて参加させていただきました。
相続専門の行政書士事務所「行政書士法人アクセス」の細谷先生
会場は東成区の市民センターでした。会の主催は地元大阪の企業が集まった団体「不動産はぐくむ会」さん。
講師の先生は私も地元向日市で相続セミナーをさせていただいている際にお越しいただいている「行政書士法人アクセス」の代表でいらっしゃる「細谷洋貴」先生。
ご自身もお身内のご相続をきっかけに法律を学ばれて、現在は「相続専門の行政書士法人」としてご活躍されています。
何故空き家が増えるのか
そもそも何故空き家が増えるのか?理由は人それぞれあると思いますが、やはり多くは「認知症」「相続」をきっかけに取得した不動産が親族間で事前に話し合われていないのが原因だと語る細谷先生。資料も見やすく、お話もとてもわかりやすかったです。
空き家にしないための事前対策
セミナーで一番印象深かったのは「何もしなかった時のリスクを考える」というお話。
人は節税や売却など「手法」を先に考えがちですが、逆に何もしなかったらどうなるか?を考える事でその手法が自身の目的とぶれている、そもそも手続きをする必要がないかもしれないということを知ることが大事とお話しいただきました。その中で何もしなかったことで大きな問題が考えられる際に、そうならない対策を考えましょうというお話しいただきました。
確かに人は先に手法ばかり考えてしまい、頭でっかちになっていることが多々あるなと感じました。
まずは何もしなかったらどうなるかを考えることから始めることの重要性を教えていただきました。
今後起こり得ることを想定して家族間で話し合う
空き家は生前や認知症が発症する前の元気な時に家族間で話し合うことが重要。
亡くなられた後や認知症になってからでは話し合う事すらできません。親は財産を「承継させる」前に子が「承継したい」と思えるように健康なうちから話し合うことが空き家対策の第一歩だと教えていただきました。もちろん「承継できる」財産かを事前に調査することも大事だということを、実際にあった事例を通じて学ばさせていただきました。
特に「信託」のお話は以前から耳にすることはありましたが、なかなか理解できずにおりましたが、仕組みを図解でお話しいただき知識を深めることが出来ました。
あっという間の2時間
とにかく引きつけられるとてもわかりやすく勉強になった会で参加して良かったです。
私も本日学んだ内容を地元でも広められるよう、今後も空き家問題に向き合っていきたいと思います。
私たちの地域に1つでも空き家がなくなり、地元活性化に繋がれば幸いです。
※藤井先生、本日は貴重な勉強会に参加させていただき、ありがとうございました。