大峯山を登ってきた

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火曜日より弊社グループ会社合同事業で奈良県吉野郡にある標高1,719mの「大峯山」に登ってきました。

毎年どこかの山を登るこの研修も今年で10年目。

私は大峯山は今回で2回目の挑戦となります。

しかし、当日京都は大雨。稲光が鳴り響く中、「予約もしているのでとりあえず現地まで行こう」ということで中止になることなく決行されました。

写真に沿って、当日の模様をお伝えしたいと思います。

宿泊先はこちら。光緑園・西清さま。

9年前もこちらの旅館にお世話になりました。実に懐かしい気分です。

※ちなみにこの写真は2日目の朝に撮影しました。到着時は大雨で撮影できず。

チェックイン後、登頂できるかどうかを参道さんにお伺いし、「登れることは登れる」というお話だったので、全員雨具装備をして登山欠航となりました。

登山決定後、スタート地点へ向かう面々。

この時点で雨は結構おさまっていまいた。

むしろ太陽の日差しがない分、過ごしやすかったと思います。

行者弁当

こちらは行者さんが修行時に食べられる「行者弁当」。

出発前に全員に配られました。

気になる中身はこちら。写真が少しぼけていますね。

シンプルにおにぎり3つです。

当日は雨だったので、バスの中で食事を済ませてから出発ということになりました。

登頂前の面々

登山口の前に集まる面々。

登山口で全員で記念撮影。挑戦したメンバーは総勢34名。

一人の脱落者も出すことなく、全員で登頂を目指します。

グループ役員メンバーでの記念撮影。

6時間の旅、スタートです

女人禁制の山「大峰山」

女人結界門

ここから先、女性は入れないとされる「女人結界門」

昨年一部舗装された山道

登り始めは、舗装されておりとても山とは思えない山道でした。

第一の休憩所「一本松茶屋」

比較的緩やかな傾斜を30分ほど進むと、ひとつめの休憩所「一本松茶屋」という小屋がありました。

まだまだ登頂はじめ、みな元気です。

ひとつめの休憩所を出ると、階段が続く

第2の休憩所

行者さん慈悲のお助け水。ちゃんと飲めます。

第2休憩所はお助け水があるのみで、小屋はなく各々山道にて体を休めておりました。

もうこの時点で雨は止んでおり、かえって来ている雨具が蒸して暑いほどでした。

第3の休憩所

この時点であと本堂まで残すところ2キロのところまで来ていました。

比較的なだらかな道が続く・・・

第4の休憩所

この小屋はスルーパスで、次へと進みました。

山頂近くより長く続く階段のオンパレード

疲労の蓄積もありますが、雨が降ったということもあり、足元が滑りやすくなっているので、かなりスローペース。

安全第一で登頂することが最大の目的です。

雲で隠れる借景

天気がよければ、素晴らしい借景が拝められたと思いますが、この日は残念ながらの雨につき、雲で完全に覆われていました。

それでも階段は続く・・・

恐ろしいほどの傾斜角の階段が体力を奪います。

手すりがない木製の階段をひたすら登る面々。

雨で滑る可能性があるので、とにかく慎重に・・・

鎖を頼りに登る崖

絶壁を一本の鎖を持って登ります。

この場所は意外に全員すんなり登れました。

むしろ楽しそう(笑)

登頂まであとわずか

残された体力を使って険しい岩道を進む面々。

登頂まであとわずかです。

西覗岩

今回の研修最大の目的地「西覗岩」

ここで何をするかというと・・・

こんな感じで崖から体をせり出し、懺悔をする。

怖いなんてもんじゃありません。

しかし、この業を32名が「やりたい」と決意して行いました。

もちろん私もさせていただきました。

西ののぞき後、登頂で記念撮影

メンバーひとりひとりが声を掛け合いながら、32名が登頂に成功。

2名は足の負傷で残念ながら、登頂とまではいきませんでしたが志は高く、やれるところまでやり抜いてくれました!

さらに奥へ進むと・・・

このような立派な建物がございます。

当時こんな山奥にどうやって建築したのか、昔の人たちの能力の高さに驚くばかりです。

建物内はこのような休憩所になっており、温かいお茶をいただくことが出来ます。

普段の生活では何不自由なく過ごしている私たちにとって、こういったことを感じることはとても大切なことだと感じました。

本当にありがたいことです。

いよいよ、本堂「大峯山寺」へ

最終目的地である「大峯山寺」まであと少し。

ついに登頂しました!

最期の記念撮影

大峯山寺をバックに全員でやり遂げた記念撮影!

・・・ここから下山なんですが、写真は一切撮影しておりません。

登山は得意なんですが、下山がとにかく苦手で膝の負担が半端なく全く余裕がありませんでした。

登山は「頂」がゴールなので、登り切った後、燃え尽き症候群になってしまうんです・・・。

2日目の朝・・・

昨日の雨が嘘のように暑いくらいの快晴となりました(^-^;

旅館が立ち並ぶ街道

龍泉寺へ

本来登山前に、体を清めるための「水行」を受けるのですが、大雨の中だったので、水行を行わず登頂しました。

なので、本来であれば水行はもう不要なのですが、せっかくの機会なのでということで数名が水行を受けることになり、帰宅前に龍泉寺に行くことになりました。

なで石

撫でると軽くなり、叩くと重くなる不思議な石「なで石」

私もやってみましたが・・・よくわかりませんでした(笑)

龍泉寺の水飲み場

とにかく冷たく澄んだ水で、清めの水として一口いただきました。

水行の場

こちらが水行を行う場。

私は以前水行を体験したので、今回はしませんでしたが・・・

こんなに水場汚れていたかな?もっと綺麗だったような気がしますが・・・・

夏の暑い時期はかえって気持ちいいように思われるでしょうが、実は逆でして・・・

水の温度がかなり低いので、かえって冬場の方が温かく感じるそうです。

約5分間、みな冷たさに耐え、無事水行は終了しました。

龍泉寺を後に・・・

今年の登山研修も無事けが人が出ることもなく無事終了しました。

各々が目標を「頂」に例えて、達成感を感じることが出来ました。

西ののぞきでは己をざんげし、新たに生まれ変わり、大きな声で自身の目標を掲げました。

このメンバーならやり遂げることが出来ると私は確信しています。

私もこの研修を通じて学んだこと想いを忘れることなく、残された日々を過ごしていきます。

このような機会を設えていただいたグループ代表でもある波多野会長に厚く御礼申し上げます。

2日間、貴重な体験をありがとうございました。

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