中古住宅に「履歴書」~国交省~

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中古住宅の成約価格などの取引を透明に

本日付の日経新聞より抜粋。

国交省は中古住宅の取引価格などを明確にする制度を模索しているとのこと。

私たちも不動産査定をする際に、利用する不動産流通機構(レインズ)の成約事例。

成約価格だけで判断することになるので、京都市内のように地価が高騰している地域では取引事例があまり意味をなさないように感じます。

例えば海外の投資家が投資物件として購入した金額が、実際は地価よりも高額だった場合、それが「成約価格」になってしまい、結果その地域の相場を上げることに繋がります。

そうなると購入できる方が限定し、さらに地価の高騰の引き金になっているのは明確です。

他にも、一般的な住宅だったとしても土地面積や形状、建物の劣化状況などでも異なるわけで、もちろん成約に至る価格にもバラツキが生じます。

しかし、成約の実態について様々な情報が記載されるような「履歴書」があれば、公平な観点で評価できるのではないかと思います。

価格だけで判断するのではなく、様々な要因が含まれれば、今後売却をご検討されている方に「より透明性のある価格提示」が出来るようになると思うので、今後の動向に注目です。

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